2月と8月は売上が落ちてしまう。
こんなとき、どうすればいい?
外食産業を中心に2月と8月は客足が伸びず
売上が落ちてしまうことを「ニッパチの法則」といいます。
でも実は、それは思い込みかもしれません!
今回は、ニッパチの法則が働く理由と対策についてお伝えします。
・なぜ、2月と8月に売上が落ちるのか?
2月に売上が落ちるのは
年末年始にお金を使ったり、外食をしたりして
節約をする人が多いからです。
また、忘年会や新年会などで胃腸が疲れているため
外食よりも自炊をする傾向があります。
8月はお盆で帰省や旅行をする人が多いため
よく行くお店からは遠ざかってしまいがちです。
夏は食欲が落ちる季節でもあり
食欲の秋までは売上が落ちてしまうことも。
業界によって理由は違うものの
こういった傾向によって
ほかの月よりも売上がダウンすると考えられます。
・実は思い込み? 「季節バイアス」とは?
ですが、「2月と8月は売れない」というのは
事実というよりも思い込みかもしれません!
その原因は、「季節バイアス」にあります。
季節バイアスとは、その季節の特徴が
思考や行動に反映される傾向をいいます。
つまり、季節のイメージや特徴に
影響を受けるということです。
たとえば、好きな麺類のアンケートをとったとします。
春や秋の穏やかな気候にとったアンケートでは
そば、うどん、ラーメンが人気かもしれません。
ところが、8月の猛暑日にアンケートをとれば
冷やし中華と答える人が多くなると思いませんか?
その結果を夏以外に見た人は
「冷やし中華は担々麺よりも人気があるのか」と
思ってしまう可能性があります。
実際に2月と8月に売上が落ちる傾向があったとしても
ニッパチの法則のせいだと考えるのは
季節のイメージに影響を受けているせいかもしれません。
・売上が落ちたときの対策とは?
売上が落ちたときはセールやキャンペーン
値引きをしてしまいがちです。
ですが、それでは利益率が下がってしまいますよね……。
江戸時代の発明家である平賀源内は
夏の食欲がわかない時期に
うなぎの売上が落ちることを店主から相談され
「土用の丑の日にうなぎを食べるといい」という
キャンペーンを打ち出したといわれています。
食欲がないからこそ、あえて栄養があるものを食べる
という逆転の発想です。
このように、夏に熱いものや辛いものを
「あえて」食べるのをおすすめしたり
季節バイアスを利用して
次の季節を先取りするフェアを行うのもアリです。
どうしても2月と8月は売上が落ちるようなら
思いきって長期休暇をとるのもいいでしょう。
ニッパチの法則が働くときは
季節バイアスにとらわれていないか
自分自身に問いかけてみることが大事です。