クライアントの希望や不満をもっと引き出したい!
話すのが苦手だから、相手に会話をリードしてほしい。
そんなときに使えるのが「うなずき」です。
真剣に話を聴くあまり、うなずきを忘れてしまったり
表情が険しくなったりする人もいるかもしれません。
でも、それはとてももったいないことなんです!
今回は、最強のノンバーバルコミュニケーション
「うなずき」について詳しくお伝えします。
・なぜ、会話中にうなずくといいのか?
うなずきは、聞き手が話し手に対して
首を縦に振るノンバーバル行動をいいます。
うなずきの動作は
聞き手が話し手の話す内容に合意していること
承認し、賛同していることを表します。
すると話し手は相手から承認されたのを確認でき
それによって快感を得られるのです。
・うなずくと話し手の会話量は増える?
アメリカで実際の警察官と消防士の
採用試験の面接を利用して行われた実験があります。
面接は個別に1人45分間行われました。
面接官は職歴、学歴、家族歴を3ブロックに分けて
15分ずつ尋ねました。
面接官は面接を受ける人(応募者)に対して
質問する順番をランダムに変えました。
面接では1ブロック目はごく自然に応募者の話を聴き
2ブロック目では意識的にうなずきを増やしました。
3ブロック目は元に戻し、自然に対応しました。
実験者は、隣の部屋のマジックミラーから面接を観察し
応募者の各ブロックでの発言量を測定しました。
実験の結果は、応募者のうち 85%の人が
1ブロック目の15分間の発言量に比べて
面接官から多くうなずかれた2ブロック目において
発言量が増えていました。
その後、3ブロック目で面接官がうなずきを元に戻すと
応募者の発言量も元に戻りました。
この実験によって、うなずきの量が発言量に影響を及ぼすことが
実証されました。
・うなずきは聞き手の意見を変える!?
うなずきが影響を及ぼすのは
話し手だけではありません。
聞き手がうなずきを繰り返すと
相手が話す内容を無意識のうちに
肯定してしまうことが分かっています。
大学生の実験参加者はヘッドホンを渡され
頭を上下に振るようにと指示されます。
ヘッドホンから流れてくる内容は
大学の学費を値上げするというものでした。
実験の結果、頭を上下に何回も振った参加者は
その主張を支持したのです。
同じ実験で首を横に振り続けた人は
ヘッドホンから流れてきた内容に対して
否定的な気持ちになったことも実証されています。
これらの実験から、うなずきには話し手と聞き手の両方に作用し
良い関係を築くうえで重要な動作だと分かります。
ぜひ、意識してうなずきを会話に取り入れてみてくださいね!