仕事で失敗をしてしまった!
原因は何だろう?
そう考えたときに、あなたは原因をいくつ挙げますか?
ひとつしか原因を挙げなかったり
引き金となった出来事だけを
原因と考えたりするのは危険です!
今回は、「アトリビューション・バイアス」についてお伝えします。
・「アトリビューション・バイアス」って何?
アトリビューション・バイアスとは
失敗などの原因は複数あるにも関わらず
目立つ理由だけに帰属させたがる傾向をいいます。
何かが起こる原因はひとつではなく
複数の要因が重なって起こるものです。
たとえば、あなたが夏風邪をひいたとします。
その原因は何だと考えますか?
・菌やウィルスが多い場所に行った
・部屋の空気が乾燥していた
・手洗い、うがいをしなかった
・オーバーワークで疲れが溜まって免疫力が低下していた
・昨日会った人が風邪をひいていた
など、さまざまな原因が考えられます。
ところが、アトリビューション・バイアスが働くと
目立つものをメインの原因だと考えてしまいます。
そのほうがいろいろなことを考えなくても済み
納得感も高まるからです。
・メインの原因だけを追及する弊害とは?
夏風邪をひいた大きな原因は
仕事が忙しくて不摂生をしてしまったからであり
普段よりも風邪をひきやすくなっていたのかもしれません。
ですが、目立った原因ではないのでスルーされがちです。
昨日会った人に風邪をうつされたのだと
相手のせいにしたり
人が多い場所に行ったのにうがいをしなかった
自分が悪いと思ったりします。
それも原因のひとつではありますが
アトリビューション・バイアスが働くことによって
本質的な部分を見落としてしまう恐れがあります。
寝不足や過労が改善されず
何度も風邪をひくということも……。
だからこそ、いろいろな原因を考えて
ひとつずつ改善していくことが大事なのです。
・最後の引き金を引いたのは誰?
アトリビューション・バイアスに似ている
「最後の藁(わら)」というものがあります。
ほかにも原因があったにも関わらず
最後に決定的なミスをした人やものを
最大の原因だと錯覚することをいいます。
たとえば、営業担当がいい加減な仕事をしていて
何度もクライアントに迷惑をかけていたとします。
そこに、新人の経理担当者が間違った請求書を送ってしまい
クライアントの怒りが頂点に達して取引がなくなりました。
この場合、最後の引き金を引いたのは経理担当者ですが
それまでに営業担当がしっかりと仕事をしていれば
取引がなくなることはなかったかもしれません。
トラブルやミスが起こったときは
目立つ原因だけに注目しない!
それが、ミスを防ぐ対策になりそうです。